誰にとっても卒業や入学は思い出が刻まれる記念日です。卒業や入学をきっかけに、子供たちは人生のステップを確実に上がっていることを実感するようになるからです。卒業や入学を祝う風習は、ごく最近のもの。学校教育制度が整備され、国民に義務教育が定着して以降です。したがって、卒業や入学を祝うにあたっては、「伝統」のようなものはありません。そのためスタイルもさまざまです。それだけ自由度が高いということですが、一方で子どもの年齢によって、卒業や入学を祝うスタイルも異なってくるのも事実です。たとえば、子どもの年齢が上がるにつれ、子どもの興味も多様化するため、せっかく渡した贈り物も気に入ってくれない場合もあります。また、子どもの年齢が低ければ低いほど、親同士のつながりから、親の目を意識してしまいます。「お金なら無難」と言われますが、本当にお金だけで祝ったことになるのでしょうか?
心がけたいことは、「贈り物を渡して終わり」の形式的なものではなく、実際に卒業や入学をする子供たちが真に成長を実感できるよう、工夫することです。卒業や入学に際しての主役は「子供」だからです。「物」(お金も含む)だけでなく、「祝う心」を添えることこそ重要ではないでしょうか。なぜなら、卒業や入学に際してもらったものは私自身もあまり覚えていませんし、すでに物自体は失くしている場合がほとんどです。でも、卒業や入学の時にかけられた「言葉」や「思い」は、今でも胸の内に残っています。「物は無くなればそれまで。でも印象深い言葉や思いはいつまでも残っていく。」という事実を、どうぞお忘れなく・・・。
<この章で調べられること>
「入園・卒園」・「入学・卒業」・「成人・就職」
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